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中小企業診断士は国家資格の中でも人気があり、毎年数多くの人が受験します。
仕事の内容や資格取得後の就職先はどうなっているのでしょうか?
中小企業診断士試験の受験資格や合格率、勉強法や年収についてご紹介します。
中小企業診断士の仕事内容は、いわゆる「経営コンサルタント」の仕事と同じです。
簡単にまとめると、企業の問題点を様々な資料などから読み解き、解決策などをアドバイスしたり、サポートしたりするのが仕事です。
企業は、自分たちで問題点を認識して解決できれば言う事ありません。
しかし、経営が悪化してしまった場合、何が原因なのか判らないという事も良くある話です。
中小企業診断士は、様々な知識から問題点を第三者の目でどんどん洗い出します。
その上で大胆な改善などを提示することもあるでしょう。
どうするかは中小企業診断士のアドバイスを聞いた経営者の判断ですが、経営を良くするために中小企業診断士はなくてはならない存在でもあります。
中小企業診断士の資格は、コンサルティング的な要素が大きいため、経営コンサルタント会社などの求人がたくさん出ています。
つまり、経営コンサルタント会社で働く人が多いです。
他にも、銀行系や会計系、一般企業などで需要がありますが、中小企業診断士だけだと難しい場合もあるでしょう。
ただし、経験や実績を積めば、経営コンサルタントとして独立開業ができる資格でもあります。
将来的に、独立開業を考えているならば、経営コンサルタント会社で経験を積んだ方が良いです。
中小企業診断士になるとどれくらいの年収が期待できるのでしょうか?
中小企業診断士の初任給では、300万円から400万円くらいが多いです。
平均年収は500万円ほどですが、多い方だと700万円以上もらっている方もいます。
また、独立開業して多くの顧客が持てるようになると800万円以上の年収になることもあるでしょう。
初任給は一般のサラリーマンと変わりませんが、実力次第ではかなりの高収入になるのです。
まずは、中小企業診断士の資格をしっかり取って将来設計をするようにしましょう。
中小企業診断士になる為には、当然ですが国家試験である中小企業診断士の試験に合格しなければなりません。
中小企業診断士の勉強時間は一説によると800時間から1000時間くらいと言われています。
実際に中小企業診断士のような仕事をされている方は800時間で充分かもしれません。
行政書士で1000時間ほどですので、難易度は行政書士より少し優しい程度です。
つまり、独学で勉強してもなかなか合格する事は難しいでしょう。
通信講座や通学講座でしっかり過去問を学習するのが一番の合格への道かもしれません。
受験資格は特にありません。
国籍・性別・年齢・学歴・実務経験に関係なく、誰でも受験できます。
中小企業診断士の試験は1次試験だけではなく、2次試験と口述試験があります。
平成23年から平成29年までの1次試験の合格率は16%から26%まで幅があり、平均して20%ほどです。
中小企業診断士の2次試験も同じく20%ほどになります。
2次試験の口述試験は、わずかな人しか落ちる事は無く、合格率が99%か100%です。
2次試験に合格してもそのまま中小企業診断士の資格が取れるわけではありません。
15日間以上の実務補習が必要です。
試験合格後の3年以内に実務補習が必要になりますので気を付けましょう。
例年、中小企業診断士の試験はこのような日程や試験日で開催されています。
願書配布 | 願書受付 | 試験日 | 合格発表 | |
---|---|---|---|---|
1次試験 | 5月上旬~6月上旬 | 5月下旬~6月上旬 | 8月上旬の土日2日間 | 9月上旬 |
2次試験(筆記) | 8月上旬~9月中旬 | 9月上旬~9月中旬 | 10月中旬の日曜日 | 12月上旬 |
2次試験(口述) | - | - | 12月中旬の日曜日 | 12月下旬 |
科目合格の場合は、翌年度と翌々年度の第1次試験を受験する際、申請により当該科目が免除されます。
3年間ですべての科目に合格すれば、第1次試験合格となります。
(社)中小企業診断協会から試験案内を入手します。
入手方法は2つあります。
試験案内に受験申込書と払込用紙が閉じこまれているので、受験申込書に必要事項を記入し写真を添付して払込用紙にて受験手数料を払い込んでください。