【ITパスポート】資格の概要・試験難易度を解説。独学で合格できる?

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ITパスポート,難易度

ITパスポートは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、略称は「iパス」です。ITに関する基礎的な知識を証明できる資格で、文字通りIT分野のパスポートとなります。

 

ITについての知識だけでなく、企業活動、経営戦略、会計、法務などITを活用するために必要な知識を幅広く習得できます。情報セキュリティや情報モラル、企業コンプライアンスや法令遵守、財務など経営全般の基礎知識の習得が可能です。

 

情報システム技術者に頼るのではなく、システムを利用する社員一人ひとりが基礎知識を得ることで会社全体のIT力が向上します。就職活動で自己アピールになり、企業や省庁の採用の際、資格の有無を確認されることが増えています。

 

また、多くの大学で入試優遇措置や単位認定を行っています。現在、廃止された初級システムアドミニストレーターは、IT系技術者向けの国家資格でした。ITパスポートは学生や社会人向けのため、難易度は初級シスアドより低くなります

ITパスポート資格を目指す人

ITパスポートは累計応募者数が77万人以上となるメジャーな国家資格です。学生から社会人まで幅広く受験し、平成29年度の応募者データによると社会人56%、学生44%となっています。

 

年代別では、
20代が全体の49%、10代以下が25%、30代が15%と、30代以下が全体の9割近くを占めています。社会人の業種別割合は非IT系企業が54%、IT系企業が46%と非IT系が過半数を占めています。ITパスポートがIT系企業に留まらず、幅広い業種で活用されていることが分かります。

 

学生の学校別割合は大学が44%、高校が31%、専門学校が17%です。新卒採用のエントリーシートや、社員教育・社内研修などに活用する企業・団体が多く、大学生の就職活動に有利です。大学でもITパスポートの資格取得を奨励し、授業のカリキュラムに採用したり、単位認定を受けたりできるようになっています。

 

学生のうちからITパスポート資格取得の勉強ができる環境が整備されつつあります。

 

ITパスポート合格者の就職先

新卒採用時のエントリーシートに、ITパスポートの合否やスコアを確認する企業が増えています。大手IT系企業を始め、大手通信会社、大手生命保険会社、大手家電メーカー、事務機器メーカー、印刷会社、県警察などです。

 

福利厚生が整っており、女性を積極的に採用している鉄道業界の就職を目指し、就活のためにITパスポートを取得した女性。面接でITパスポートの資格について質問を受け、会話のきっかけになったとのことです。
JRに就職後もITパスポートで学んだ知識が役立ち、業務知識の研修がスムーズに学べています。

 

金融機関の就職を目指し、就活に役立てるため、経営全般の基礎を学べるITパスポートを取得した女性。経営の基本となる知識を得ていたので、面接官とのコミュニケーションや自己PRに自信が持てたとのことです。大手銀行に入行後も新人研修をより深く理解する手助けになっています。

 

また、現在すでに仕事に就いている方も、お客様に商品を提案する場合の基礎知識として活用することができます。デジタルデータを頻繁に取り扱う企業では特にニーズが高い資格です。

 

ITパスポートの資格の概要

ITパスポートは情報処理の入門資格で、多くの方が独学で取得できる難易度です。参考書や無料で学習できる勉強サイトもあります。現役のITエンジニアにはあまりメリットはありませんが、IT系職種以外の事務職には有利な資格となります。

 

CBT方式のコンピュータ試験で、記述式問題はありません。情報系の知識がゼロの場合、または普段からパソコンに触れていない場合は相当の勉強時間が必要です。

 

普段から情報系の勉強をしている場合は、比較的簡単と思える内容です。ただ、情報系の学校で学ばない経営全般、IT管理などの分野からも出題されるので、知らない用語を覚える必要があります。

 

一定のIT素養がある方なら勉強時間は20時間程度の独学で、資格を取得することが可能です。

ITパスポート試験について

受験資格

年齢制限はなく、誰でも受験できます。
IT技術の基礎知識を学び、国家資格を取得したい学生、社会人すべてが対象になります。

 

合格率

総合評価が1,000点満点の600点以上で、分野別評価点がすべて1,000点満点の300点以上で合格です。各3分野ですべて300点以上マークし、さらに総合評価点で600点以上取ることが必要です。
各分野で60%以上の正答率であれば、総合評価点はクリアできます。全体の合格率は50.7%で、社会人60.8%、学生37.9%と社会人に有利な結果となっています。

 

試験日

全国47都道府県の試験会場で随時実施しています。

 

受験料(税込)

5,700円

 

出題内容

ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)から、四肢択一式で100問出題されます。受験者の学習指針となるように春期(4月)と秋期(10月)に、ホームページで過去の試験問題100問を公開しています。

 

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